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モンステラの育て方と選び方
Monstera deliciosa

深い切れ込みの入った大きな葉で、一鉢あるだけで部屋の雰囲気が変わります。写真映えではこのサイトの8種のなかでも随一。
ペット注意サトイモ科でシュウ酸カルシウムを含み、犬・猫が口にすると口内の刺激やよだれの原因になります。かじられない高さに置いてください。
| 耐陰性(暗い場所への強さ) | 4 / 5 |
|---|---|
| 日ざしへの強さ | 2 / 5 |
| ズボラ耐性(水やり忘れへの強さ) | 3 / 5 |
| 虫のつきにくさ | 2 / 5 |
| インテリアとしての存在感 | 5 / 5 |
モンステラってどんな植物?
大きな葉に、ざっくりと切れ込みが入った独特の形。カフェやインテリア雑誌で 「観葉植物といえばこれ」というくらい出てくるのがモンステラです。 熱帯アメリカの森の中で、木に寄りかかりながら上へ登っていくつる性の植物で、 切れ込みや穴は「風を逃がすため」「下の葉にも光を届けるため」など諸説あります。
知っておくと安心なのが、若い株の葉には切れ込みが入らないということ。 小さいうちはハート形のつるんとした葉で、株が大きくなるにつれて、 新しい葉から少しずつ切れ込みが入っていきます。 買ったときに切れ込みがなくても失敗ではないので、慌てないでください。
種類としては、大きく育つ「デリシオーサ」、コンパクトにまとまる「アダンソニー」 (穴あきの葉が特徴)あたりが手に入りやすいです。 置き場所の広さで選ぶといいと思います。
置き場所:直射日光は避けて、明るい室内へ
もともと森の中で、木漏れ日を受けて育っている植物です。 なので直射日光は苦手。夏の窓ぎわに置くと葉焼けして、 茶色い斑点や白っぽい抜けができてしまいます。 レースカーテン越しの光か、明るい室内のいちばん光が届くあたりがベストです。
耐陰性はそこそこあるので、少し暗めの場所でも枯れはしません。 ただし暗すぎると、新しく出る葉が小さくなったり、切れ込みが入らなくなったりします。 「モンステラらしい葉」を育てたいなら、思っているより明るい場所を確保してあげてください。
寒さは5℃くらいまで。冬は窓から少し離すのが無難です。 それと、葉が大きいぶん風でぐらつきやすいので、エアコンの風が直撃する位置は避けてください。 葉先が乾いて茶色くなります。
水やり:春夏はしっかり、冬はぐっと控えめに
基本は他の観葉植物と同じで、土の表面が乾いたら鉢底から出るまでたっぷり。 ただしモンステラは葉が大きくて蒸散量が多いので、生長期はけっこう水を吸います。
- 春〜夏: 土が乾いたらしっかり。夏場は数日に一度になることもあります
- 秋〜冬: 生長が止まるので、乾いてから2〜3日おいてからで十分
- 葉水は毎日でもOK: 熱帯育ちなので湿度が高いほうが好き。ハダニ予防にもなります
大きな葉はホコリが積もりやすいので、ときどき濡らした布で拭いてあげてください。 見ためが良くなるだけでなく、光合成の効率も、虫の発見のしやすさも上がります。
気根(きこん)はどうすればいい?
育ってくると、茎の途中から茶色いひも状のものが伸びてきます。これが気根。 本来は木に絡みついて体を支えるためのもので、切っても株は枯れません。
- 見ためが気になるなら: 清潔なハサミで根元から切ってOKです
- 活かすなら: 土に誘導して挿しておくと、そこから水を吸ってくれます
- 支柱を立てるなら: ヘゴ棒やココヤシ支柱に絡ませると、上に伸びて葉が大きくなりやすいです
モンステラは放っておくと横に倒れ込むように広がります。 「上に伸びる形」を保ちたいなら支柱、「暴れる形」も味だと思うならそのまま。 ここは好みでいいと思います。
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モンステラは生長が早い植物です。1〜2年でひとまわり大きい鉢が必要になることも珍しくありません。鉢底に穴のあるもの+受け皿を選び、鉢カバーは「入れて使う」のが基本。 葉が広がって重心が上にいくので、少し重めの鉢のほうが倒れにくくて安心です。
土は観葉植物用の培養土に、赤玉土や軽石を混ぜて水はけを良くしたものが向いています。 植え替えは5〜9月の暖かい時期に。根がぎゅうぎゅうのまま放っておくと、 水が染み込まなくなって水切れしやすくなります。
Amazonで「大きめの観葉植物用の鉢」を見るAmazonで「観葉植物の土」を見る虫がつきにくくするコツ
正直に言うと、モンステラは今回の8種の中では虫がつきやすいほうです。 葉が大きくて柔らかく、湿度を好むぶん、虫にとっても居心地がいいのだと思います。 そのかわり、葉が大きいので早く気づけるのが救いです。
- ハダニ — 乾燥した室内で出ます。葉の裏が白っぽくかすれ、 ひどくなるとクモの巣のような糸が見えます。葉水と葉の拭き掃除が いちばんの予防。とくに葉の裏を忘れずに。
- カイガラムシ — 茎や葉の付け根に白いつぶや、白い綿のようなものが付きます。 見つけたら綿棒や歯ブラシで物理的に落としてから、薬剤を使うと確実です。 放っておくとベタベタした排泄物が出て、そこにすす病(黒いカビ)が出ます。
- コバエ(キノコバエ) — 土が常に湿っていると湧きます。 水やりの間隔をあけること、土の表面2〜3cmを赤玉土や化粧砂に替えることで 産卵場所をなくせます。
ポイントは「乾かしすぎない、でも土は乾かす」。 空気は湿らせて(葉水)、土は乾かす(水やりの間隔)。 この2つを分けて考えると、モンステラの虫トラブルはかなり減ります。
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モンステラは一鉢で空間の主役になるタイプです。 小さいものをたくさん並べるより、大きめを1つどんと置くほうが決まります。
- 白い壁の前が最強です。 切れ込みのある葉のシルエットがそのまま絵になります。 間接照明を下から当てると、壁に葉の影が映って一気に雰囲気が出ます。
- 鉢は無地・低彩度で。 葉の形がすでに強いので、鉢まで主張すると うるさくなります。白・グレー・生成り・素焼きのテラコッタあたりが合わせやすいです。
- ハンギングもあり。 アダンソニーのような小型種なら、 吊るして垂らすとまた違う表情になります。 ただし高い位置は水やりが面倒になりがちなので、続けられる高さで。
- 葉の向きを整えるだけで見ためが変わります。 光のほうへ葉が向くので、 たまに鉢を回してあげると全体のバランスが崩れません。
ペットがいる場合の注意
モンステラはサトイモ科で、葉や茎にシュウ酸カルシウムの結晶を含みます。 犬や猫がかじると、口の中の痛み・よだれ・嘔吐などの原因になることがあります。 ペットがいるお部屋では、棚の上や吊るす形など、届かない場所に置くのが前提。 葉が大きくて目につきやすいぶん、かじられやすいのも正直なところです。
どうしても届く場所にしか置けない場合は、パキラのほうが安心して選べます。
こんな人に向いています
部屋の主役になる一鉢がほしい人、植物の生長を眺めるのが好きな人。
- 大きな葉の存在感で部屋の主役になる
- 直射日光を避けた明るい場所でよく育つ
- 生長が早く、変化を楽しみやすい
見ための存在感は8種のなかでも最上位。そのかわり、明るさの確保と虫の見回りは 少しだけ手をかけるつもりでいてください。 もっと放っておいても平気なものがいいならサンスベリアが向いています。