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ガジュマルの育て方と選び方
Ficus microcarpa

ぷっくりと太った幹(気根)が個性的な、沖縄でおなじみの木。日光が大好きで、日当たりのよい窓ぎわが得意です。
ペット注意クワ科イチジク属で、切り口から出る白い樹液が皮膚や口内を刺激することがあります。剪定時の樹液にも注意してください。
| 耐陰性(暗い場所への強さ) | 2 / 5 |
|---|---|
| 日ざしへの強さ | 5 / 5 |
| ズボラ耐性(水やり忘れへの強さ) | 3 / 5 |
| 虫のつきにくさ | 3 / 5 |
| インテリアとしての存在感 | 4 / 5 |
ガジュマルってどんな植物?
ぷっくりと太った根がそのまま幹になったような、独特の姿をした木です。 沖縄や東南アジアでは街路や庭に大きく育っていて、 沖縄には「キジムナー」という精霊が宿るという言い伝えもあります。 「多幸の木」と呼ばれることもあり、贈り物にもよく選ばれます。
お店で売られているのは、一鉢ずつ幹の形が違うのが面白いところ。 足を組んだように見えるもの、太い塊のようなもの、細くて盆栽風のもの。 値段が同じでも顔つきがまったく違うので、 買うときは「この形が好き」で選ぶのがいちばん満足度が高いです。
置き場所:日光が大好きです
今回の8種のなかでいちばん日光を欲しがるのがガジュマルです。 日当たりのよい窓ぎわに置くと、葉が密について、幹も太く育ちます。 春から秋は屋外のベランダに出してもよく育ちます (急に強い日ざしに当てると葉焼けするので、慣らしながらどうぞ)。
逆に、暗い場所は苦手です。光が足りないと葉がぱらぱらと落ち、 枝だけがひょろりと伸びて、あの「ずんぐりした魅力」が失われていきます。 日当たりの悪い部屋しかない場合は、正直ポトスやサンスベリアのほうが向いています。
寒さは5℃くらいまで。冬に葉を落とすことがありますが、 幹がしっかりしていれば春にまた芽吹きます。慌てて捨てないでください。
水やり:夏はしっかり、冬は控えめ
生長期はよく水を吸います。土の表面が乾いたら、鉢底から出るまでたっぷり。 水切れすると葉が黄色くなってぽろぽろ落ちるので、夏場は乾き具合をこまめに見てください。
- 春〜夏: 土が乾いたらしっかり。屋外に出しているなら毎日必要なことも
- 秋〜冬: 生長が止まるので控えめに。乾いてから数日おいてから
- 葉水: ハダニ予防に有効。葉の裏まで吹いてあげてください
「葉が落ちた=枯れた」ではありません。環境が変わったとき(買ってきた直後、 置き場所を変えたとき、寒くなったとき)に落葉するのはよくあることです。 幹がぶよぶよせず硬いままなら、たいてい戻ります。
剪定:切り戻しに強いので、形を作れます
ガジュマルは生命力が強く、枝を切ってもすぐ新しい芽が出ます。 伸びすぎたり形が崩れたりしたら、5〜7月ごろにばっさり切り戻して大丈夫です。
- 切りたい位置の少し上、葉の付け根のあたりで清潔なハサミを入れます
- 切り口から白い樹液が出ます。手や床に付くとベタつくので、ティッシュで押さえてください
- 切ったあとは明るい場所へ。2〜3週間で新芽が動き出します
この「失敗しても立て直せる」性質のおかげで、 形が崩れて嫌になった経験がある人にも、わりと安心して勧められます。
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水はけのよい観葉植物用の培養土でOK。日当たりのいい場所に置くぶん乾きが早いので、 保水と水はけのバランスが取れた土が向いています。
鉢は穴あき+受け皿が基本。幹の造形を見せたい植物なので、 鉢はシンプルなほうが引き立ちます。盆栽風の浅い鉢に合わせると、和の雰囲気になります。 植え替えは1〜2年に1回、5〜7月ごろに。
Amazonで「シンプルな観葉植物用の鉢」を見るAmazonで「観葉植物の土」を見る虫がつきにくくするコツ
日当たりと風通しのいい場所に置けていれば、それほど虫に悩まされる植物ではありません。 注意したいのは次の2つです。
- カイガラムシ — 葉の付け根や幹に白いつぶが付きます。 放っておくとベタベタした排泄物が出て、すす病(黒いカビ)につながります。 見つけたら歯ブラシでこそげ落として、必要なら薬剤を。 屋外から室内に取り込むときに持ち込みやすいので、そのタイミングで葉裏まで点検してください。
- ハダニ — 乾燥した室内で出ます。葉水と拭き取りが基本の対策です。
- コバエ — こちらも「土が湿りっぱなし」が原因。 日当たりのいい場所なら土が乾きやすいので、8種のなかでは真ん中くらいです。
インテリアとしての飾り方
ガジュマルは幹を見せるのがすべてです。葉より、あの太った根元が主役。
- 目線の高さに置く。 床にどんと置くより、 サイドテーブルや棚の上など、幹が見える高さのほうが魅力が伝わります。
- 鉢はシンプルに。 幹の造形が十分に個性的なので、 鉢まで凝ると散らかって見えます。無地・低彩度が合わせやすいです。
- 正面を決める。 幹の見え方がいちばん好きな角度を「正面」に決めて置くと、 同じ株でもぐっと良く見えます。光の向きで葉が偏るので、たまに鉢を回して調整を。
- 小さめの株を並べても。 顔つきの違うガジュマルを2〜3鉢並べると、 それだけでコレクション感が出ます。
ペットがいる場合の注意
ガジュマルはクワ科イチジク属で、切り口から出る白い樹液が皮膚や口内を刺激することがあります。 犬や猫が葉をかじったり、剪定後の樹液をなめたりしないよう気をつけてください。 剪定するときは、ペットのいない場所で作業して、切りくずも残さないのが安心です。
こんな人に向いています
日当たりのよい窓ぎわがある人、樹形の個性を楽しみたい人。
- 日当たりのよい場所でぐんぐん育つ
- 幹の形が一鉢ずつ違い、造形を楽しめる
- 生命力が強く、多少切り戻しても回復しやすい
日当たりのいい窓ぎわがあるなら、いちばん「育てている感」を味わえる一鉢です。 日当たりに自信がないならポトス、 手間をかけたくないならサンスベリアのほうが合うと思います。