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観葉植物、初心者がやりがちなNG行動6つ|枯らす原因はだいたい「よかれと思って」

正直に白状すると、私はこれまで何鉢も観葉植物を枯らしてきました。そのたびに落ち込んで原因を調べるのですが、振り返ってみると失敗にはひとつの共通点があります。手を抜いたから枯れたのではなく、よかれと思ってやったことが裏目に出ていたんです。ここでは、私自身がやらかしてきたものも含めて、初心者がやりがちなNG行動を6つにまとめました。思い当たるものがあれば、そこから直していけば大丈夫です。
① 水をやりすぎる — 「愛情をかけているつもり」がいちばん危ない
いきなり一番多い失敗から書きます。枯れる原因のかなりの割合が、水のやりすぎです。水が足りなくて枯れたケースより、私のまわりでは断然こちらが多い。 しかもたちが悪いことに、やっている本人にはまったく悪気がありません。 毎日かわいがって、こまめに水をあげて、それで枯らしてしまうんです。
土がずっと湿ったままだと、土の中の空気がなくなって根が呼吸できなくなります。 傷んだ根は水を吸えなくなり、葉がしおれる。ここで「水が足りないんだ」と思ってさらに水をやる—— 私が最初にパキラを枯らしたときの流れが、まさにこれでした。 しおれた葉を見て水をやり足していたときの、あの「良いことをしている感」を思い出すと今でも恥ずかしいです。
直し方はひとつだけです。「土の表面が乾いてから、鉢底から流れ出るまでたっぷり」。 曜日で決めずに、指を1〜2cm突っ込んで乾いていたらやる、湿っていたらやらない。それだけで大きく変わります。 そして受け皿に溜まった水は必ず捨ててください。ここを忘れると、結局は根が水に浸かったままです。
「乾いたかどうかの判断に自信がない」という人は、土に挿しておくと色で教えてくれる水分計が正直おすすめです。 私も最初の一年は頼りきりでしたが、そのうち鉢の重さで分かるようになります。
Amazonで「水分計」を見る② いきなり直射日光に当てる — 焼けた葉はもう戻りません
「元気がないのは日光が足りないからかも」と思って、窓の外やベランダにぽんと出してしまう。 これも良かれと思ってやる行動の代表格です。ところが数日後、葉が白っぽく抜けて茶色い斑点が出ます。葉焼けです。焼けた部分は二度と緑に戻らないので、これがけっこう長く落ち込みます。
観葉植物の多くは、もともと森の中で他の木の陰に育っている植物です。 真夏の直射日光は、彼らにとって明るすぎるんですね。基本はレースカーテン越しのやわらかい光。外に出したいときも、 日陰から少しずつ慣らしてあげてください。
逆に「うちは暗いから無理かも」と諦めるのも、もったいないNGです。 耐陰性の高い種を選べば、日当たりに自信がない部屋でも十分育ちます。 どのくらい暗いと厳しいのかは日当たりが悪い部屋でも育つ観葉植物まとめに、 夏の日ざしとの付き合い方は観葉植物の夏越し・冬越しガイドにまとめてあります。
③ 底穴の無い鉢・大きすぎる鉢に植える
雑貨屋さんでひとめぼれした鉢に、そのまま植えてしまう。私はこれをやりました。 買った時点では「かわいい鉢を見つけた」としか思っていなくて、底に穴が無いことに気づいたのは、株の調子が落ちてからです。 底穴が無い鉢は、やった水がそのまま鉢の中に溜まります。①の水のやりすぎと同じ状態が、 常に起きているようなものです。
それと、意外な落とし穴が「先に大きい鉢にしておく」。 どうせ育つんだから手間を省こう、という発想なんですが、 株に対して鉢が大きすぎると根の届かない土が余り、その部分がいつまでも湿ったままになります。 結局また根腐れです。目安はいまより一回り大きいところまで。
気に入った鉢に穴が無いときは、諦めずに鉢カバーとして使えばいいです。 底穴のあるプラ鉢に植えて、それごと中に入れるだけ。見た目は損なわれませんし、 水やりも植え替えも内側の鉢だけで済むので、むしろ楽になります。 素材ごとの違いやサイズの決め方はおしゃれな鉢・プランターの選び方に書きました。
④ 虫を見つけても「そのうち消えるだろう」と放置する
土のまわりを小さい虫がふわふわ飛んでいる。葉の裏が白くかすれている。 見つけた瞬間はぎょっとするのに、一匹だけだと 「まあそのうちいなくなるか」と見なかったことにしてしまう。これがまずい。
虫は増えます。しかも増えてからだと、薬剤を使ったり葉を落としたりと対処が一気に大がかりになります。 私はハダニを放置して、気づいたときには葉全体が白くかすれていたことがあります。 あのときすぐ葉裏を洗い流していれば、と何度も思いました。
見つけたその日に手を打つ。これだけで、たいていの虫は大ごとになりません。 正体の見分け方と対処法は観葉植物の虫対策ガイドにまとめています。 そもそも虫が苦手なら、つきにくい種を選ぶという手もあります。
Amazonで「観葉植物用の殺虫剤」を見る⑤ 冬も夏と同じ頻度で水をやる
①の応用編ですが、独立して書いておきたいくらい多い失敗です。 夏の生長期にちょうど良かった水やりのペースを、そのまま冬まで続けてしまう。 私が根腐れをやらかしたのも、まさにこのパターンでした。
冬は多くの観葉植物の生長がゆるやかになり、水を吸い上げる力も落ちます。 同じペースで水をやれば、土はいつまでも湿ったまま。 目安は土の表面が乾いてから、さらに2〜3日待ってからくらいです。 最初はかわいそうな気がしますが、冬に関しては待つほうが植物のためになります。
そのかわり、冬は葉水を増やしてあげてください。 暖房でカラカラになった部屋は、私たちが思っている以上に葉にこたえます。 水やりの回数を減らして、霧吹きの回数を増やす。冬はこの入れ替えだと覚えておくと分かりやすいです。 詳しくは観葉植物の夏越し・冬越しガイドをどうぞ。
⑥ 置き場所をころころ変える
最後は、ちょっと意外に思われるかもしれないものです。 「日当たりのいい場所に移してみよう」「今日はこっちのほうが見栄えがいいかも」と、 鉢を頻繁に動かしてしまう。模様替えが好きな人ほどやりがちで、私もかなり心当たりがあります。
植物は、その場所の光の量や温度に合わせて、時間をかけて体をつくり変えていきます。 数日おきに環境が変わると、そのたびに調整をやり直すことになる。 葉を落としたり、生長が止まったりするのはそのサインです。落ち着ける場所が見つかったら、基本は動かさない。これが、何もしないのに一番効く世話だったりします。
もちろん、明らかに調子が悪いときや季節の変わり目に動かすのは別です。 その場合も、いきなり正反対の環境へ移さず、少しずつずらしてあげてください。
置き場所を決めるとき、犬や猫と暮らしている人はもうひとつだけ確認を。 種類によっては口に入ると症状が出るものがあるので、ペットに安全な観葉植物の選び方で 非毒性とされている種と、置き方の工夫を先に見ておくと安心です。
完璧を目指さなくて大丈夫です
6つ並べましたが、全部を最初から守れる人はいないと思います。私も守れていませんでした。 ただ、こうして書き出してみると共通点がはっきりします。失敗のほとんどは「かまいすぎ」から起きているということです。 水も、日光も、移動も、良かれと思って足したぶんが裏目に出ています。
逆に言えば、やることを減らすだけで、かなりの失敗は防げます。土が乾いてから水をやる。落ち着ける場所に置いたら動かさない。虫だけは見つけたその日に対処する。 まずはこの3つで十分です。
そして不思議なもので、しばらく一緒に暮らしていると、 「今日は葉に元気がないな」「そろそろ乾いてきたな」が、なんとなく分かるようになってきます。 鉢を持ち上げた重さで水やりのタイミングが読めるようになったときは、 ちょっと植物と仲良くなれた気がして嬉しかったです。 最初にいくつか枯らしてしまっても、それは失敗というより、その感覚を身につける途中だと思ってください。
失敗しにくい一鉢から始めたいなら
どうしても不安、という人は、そもそも失敗しにくい種から始めるのが近道です。 このサイトで紹介している8種のうち、パキラ・サンスベリア・ペペロミア・チランジア(エアプランツ)は 水やりを少しくらい忘れても枯れにくいタイプで、①や⑤のNGにいちばん強い顔ぶれです。
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