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観葉植物の虫対策ガイド|コバエ・ハダニ・カイガラムシの見分け方と対処法

観葉植物を育てていて、いちばん「うわっ」となる瞬間って、虫を見つけたときじゃないでしょうか。私も土のまわりを小さい虫がふわふわ飛んでいるのを見つけて、心底ぎょっとした経験があります。でも慌てなくて大丈夫。虫の正体さえわかれば、対処はそこまで難しくありません。ここでは観葉植物によくつく3種類の虫と、その対処法をまとめました。
コバエ(キノコバエ)— 土のまわりをふわふわ飛ぶ小さな黒い虫
「観葉植物を置いてから小さい虫が飛ぶようになった」というとき、たいていの犯人がこれです。 体長1〜3mmほどの黒い小バエで、土のまわりを頼りなくふわふわ飛びます。 私は夜にテレビを見ていて目の前を横切られ、思わず声が出ました。刺したりはしないのですが、 とにかく気になってしまうんですよね。
原因ははっきりしています。腐葉土や堆肥のような有機質の多い土と、 水のやりすぎによる過湿。土の表面が湿りっぱなしだと、そこが産卵場所になります。 裏を返せば、そこさえ断てば数は確実に減ります。
- 対処 — 土の表面2〜3cmを、赤玉土やパーライトなど無機質の素材に入れ替えます。 幼虫のごはんも産卵場所もまとめて無くなるので、これがいちばん効きます
- 予防 — 水やりは「土の表面が乾いてから」。受け皿にたまった水も必ず捨ててください
- 応急処置 — すでに飛んでいる成虫は、黄色い粘着トラップで数を減らせます
私の実感としては、化粧砂を敷いたときがいちばん変化がありました。 見ためもすっきりするので、正直これは早くやればよかったなと思っています。
それから、身も蓋もない解決策をひとつ。土を使わない植物を選ぶと、コバエの悩みはそもそも発生しません。チランジア(エアプランツ)は根を土に張らず、 霧吹きの水だけで育ちます。キノコバエは湿った土に卵を産むので、 その土が無いということは、産卵場所が最初から存在しないということです。 「対策を続ける自信がない」「とにかく虫を見たくない」という人には、 正直これがいちばん確実だと思います。
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葉の色がなんとなく白っぽく、かすれたようになってきたら、こちらの可能性があります。 大きさは0.5mm以下。私も最初は肉眼で見つけられず、「葉が汚れてるのかな」と拭いていました。 正体がわかったときは、なかなかの衝撃でした。
- 見分け方 — 葉の裏に赤や黄色の細かい点。ひどくなるとクモの巣のような細い糸を張ります
- 症状 — 葉の表が白っぽくかすれ、進むと葉全体が色あせて元気がなくなります
- 原因 — 乾燥した環境を好みます。エアコンの効いた室内はまさに好条件です
うれしいことに、ハダニは水が苦手です。だから対処も予防も、 やることは同じ。霧吹きで葉の裏表に葉水をするだけです。 すでについている場合は、濡らしたティッシュで葉裏を拭き取ってから葉水をすると早く落ち着きます。 数が多くて手に負えないときだけ、園芸用のスプレーを使ってください。
葉水はホコリ落としにもなって葉がきれいに見えるので、私は気づいたときにシュッとやる程度で続けています。 週に2〜3回でも十分。難しく考えなくて大丈夫です。
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3種のなかでいちばん厄介なのがこれです。茎や葉の付け根に、1〜3mmの貝殻のようなもの、あるいは白い綿のようなものが付いていたらカイガラムシ。 動かないので、私は最初「これも植物の一部かな?」と思ってしばらく放っておいてしまいました。 あとで調べて青くなった記憶があります。
- 対処(初期) — 使い古しの歯ブラシや綿棒でこすり落とします。 鉢ごと浴室やベランダに運んで、シャワーのジェット水流で吹き飛ばすのも早いです
- 薬より物理 — 殻に覆われた成虫には薬剤が届きにくいので、 落とすのが基本。数が多いときは枝ごと切ってしまうのも手です
- 予防 — 風通しを良くすること、月に一度は葉の裏と付け根まで見ること
とにかく早期発見に尽きます。水やりのついでに葉を触っていると、 「あれ、ここだけざらっとする」と指先で気づけるようになります。
8種でみる「虫のつきにくさ」
このサイトで紹介している8種にも、虫のつきにくさには差があります。 下の数字は診断の点数に使っているものと同じ(5が最も虫がつきにくい)です。
| 植物 | 虫のつきにくさ | ひとこと |
|---|---|---|
| サンスベリア | 5 / 5 | 肉厚でかたい葉。乾かし気味に育てるので、コバエの好む湿った土になりにくいのも強みです |
| チランジア(エアプランツ) | 5 / 5 | 土を使わないので、コバエが湧く場所そのものがありません。悩みの根っこごと無いのが強みです |
| パキラ | 4 / 5 | 葉がしっかりしていて虫がつきにくいほう。水やりの間隔が空くぶん土も乾きやすいです |
| ペペロミア | 4 / 5 | 厚い葉で虫がつきにくく、乾かし気味に育てるのでコバエも出にくいです |
| ポトス | 3 / 5 | 丈夫ですが湿った土を好むぶん、コバエは出やすめ。表面の土を工夫すると変わります |
| ガジュマル | 3 / 5 | 日当たりのよい場所で風が通れば安定。乾燥するとハダニが出ることがあります |
| モンステラ | 2 / 5 | 葉が大きく重なりやすいので、風通しが悪いと虫の隠れ場所になります。そのぶん葉は拭きやすいです |
| アレカヤシ | 2 / 5 | 細い葉が乾燥するとハダニがつきやすい種類です。葉水を習慣にできるかどうかで変わります |
虫がとにかく苦手なら、チランジアかサンスベリアから入るのがいちばん安心だと思います。 チランジアは前述のとおり土を使わないので、コバエの心配がそもそもありません。 サンスベリアは土を使いますが、乾かし気味に育てるので土が湿りっぱなしになりにくく、 肉厚の葉には虫もつきにくい。方向性は違いますが、どちらも理由がはっきりしています。
逆に、表の下のほうにいるモンステラとアレカヤシは要注意寄りです。 ただ「だからやめておけ」とは思いません。 モンステラは葉が大きいぶん一枚ずつ拭きやすいですし、 私はあの葉を拭いている時間がけっこう好きです。 アレカヤシは乾燥するとハダニがつきやすいのが弱点なので、 裏を返せば葉水を習慣にできるなら、そこまで怖い相手ではありません。 要は、置き場所と風通し、そして霧吹きを気にかけてあげられるかどうかです。
虫が苦手なら、診断で「虫のつきにくさ」を選んでみてください
どれを選べばいいか迷ったら、4つの質問の診断を試してみてください。 Q3「とくに重視したいことは?」で「虫がつきにくさ」を選ぶと、 その分の配点が虫のつきにくさに寄るので、サンスベリアやチランジアのような虫のつきにくい種が上位に出ます。 日当たりやお世話の手間も一緒に見て決められるので、「虫は嫌だけど暗い部屋なんだよな」という場合にも答えが出ます。