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ペットに安全な観葉植物の選び方

白い鉢に植えられ、明るい窓辺のサイドテーブルの上で細い葉を涼しげに広げるアレカヤシ

犬や猫と暮らしていると、観葉植物を選ぶときにどうしても気になるのが「誤食」の心配ですよね。私自身、植物を置くたびに「これ、うちの子が齧っても大丈夫かな」と気になってしまいます。ここでは、今回紹介している8種の中で実際に安全性が確認されている4種と、他の植物を置く場合の注意点をまとめました。

結論:紹介している8種のうち、非毒性とされているのは4種です

先に結論を書いてしまいます。このサイトで紹介している8種のなかで、犬や猫に対して非毒性と分類されているのはパキラ・アレカヤシ・ペペロミア・チランジア(エアプランツ)の4種です。 残りの4種は、程度の差はあれ「かじられると困る」側に入ります。

じつはこの記事、最初に書いたときは非毒性の種がパキラ1種しかありませんでした。 「ペットがいるならこれ一択です」と書きながら、 さすがに選択肢が少なすぎるな、とずっと引っかかっていたんです。 そのあと大きさも性格も違う3種を足せたので、いまは「大きい鉢がほしい」「小さい一鉢がいい」「虫が絶対に嫌」のどれから入っても、 ペットに配慮した選び方ができるようになりました。

それでも、残りの4種を「ダメな植物」とは書きたくありません。 置き場所を工夫すれば一緒に暮らせますし、実際そうしている人はたくさんいます。 大事なのは、どの植物に何が含まれていて、何に気をつければいいかを知っておくことだと思っています。

非毒性とされている4種

どれもASPCA(米国動物虐待防止協会)などの資料で、犬・猫に対して非毒性と分類されている種類です。 海外の分類にもとづく情報なので「絶対に安全」と言い切ることはできませんが、 少なくとも毒性の心配で選択肢から外す必要はないグループです。

パキラ

手のひらを広げたような葉と、編み込まれた幹が特徴。明るい日陰でよく育ち、乾燥にも強い優等生。犬や猫がいるお部屋でも選びやすい一鉢です。

明るい日陰でよく育って乾燥にも強い、育てやすさでいえば筆頭です。ペットのことを気にしながら植物を選ぶと候補がぐっと減るので、その中に「はじめての一鉢」にできる種類が入っているのは正直かなりありがたいところです。

アレカヤシ

細い葉が涼しげに広がる、リゾートのような雰囲気の大型のヤシ。犬・猫に対して非毒性とされているので、「大きな鉢がほしいけれどペットが心配」という部屋の主役候補です。

部屋の主役になるサイズで非毒性、というのがこの木のいちばんの価値だと思っています。大型の観葉植物はサトイモ科(モンステラなど)に寄りがちなので、選択肢としてかなり貴重です。細い葉が低い位置まで垂れてくるので、猫がじゃれるようなら少し高い台に乗せてあげてください。

ペペロミア

厚みのある葉がぷっくりとかわいい、手のひらサイズの観葉植物。多少の水やり忘れや弱い日当たりでも育ってくれます。属全体が犬・猫に非毒性とされているのも心強いところ。

ペペロミアは種類がとても多い植物ですが、属全体が非毒性と分類されているので、「この一鉢が何ペペロミアなのか分からない」というときでも悩まずに済みます。棚やデスクに置ける小ささなので、私はむしろ落として割らないかのほうが心配です。

チランジア(エアプランツ)

土を使わずに育てられるユニークな植物。土がないぶんコバエなど土由来の虫がそもそもわきません。霧吹きだけのお手入れで、雑貨のように好きな場所へ飾れます。

土を使わないので、誤食以前に「鉢の土を掘り返される」という心配もありません。ただし毒性とは別に、葉先が細くかたく尖っている種類が多く、噛んだり顔を近づけたりすると口の中や目を傷つける可能性があります。吊るして飾ることが多い植物なので、揺れる葉は猫にはおもちゃに見えるはずです。届かない高さに吊るす、それだけで防げます。

どれを選ぶにしても、共通してひとつだけ。 毒性が低いといってもかじられて困るのは植物のほうです。 葉先がちぎれる、鉢の土が掘り返される、というのは普通に起きます。 お互いが落ち着いていられる場所に置いてあげてください。

ほかの4種を置きたい場合の注意点

「どうしてもこの子(植物のほう)が好きなんだよな」というときのために、 種類ごとに何に気をつければいいかをまとめました。

モンステラ

ペット注意サトイモ科でシュウ酸カルシウムを含み、犬・猫が口にすると口内の刺激やよだれの原因になります。かじられない高さに置いてください。

サトイモ科の植物です。かじると口の中がピリピリするようで、よだれが増えたり口をしきりに気にしたりする様子が知られています。葉が大きく低い位置まで広がるので、私は置き場所にいちばん気をつかう種類だと思っています。

サンスベリア

ペット注意サポニンを含み、犬・猫が食べると嘔吐や下痢の原因になることがあります。棚の上など届かない場所に置いてください。

含まれるサポニンが原因で、嘔吐や下痢につながることがあるとされています。棚の上に置きやすい形なので、対策そのものは取りやすい種類です。

ポトス

ペット注意サトイモ科でシュウ酸カルシウムを含みます。垂れ下がるつるをペットがかじりやすいので、吊るす位置に注意してください。

こちらもサトイモ科。やっかいなのは、垂れ下がったつるが猫にとって格好のおもちゃに見えることです。吊るす位置を高くしても、つるが伸びれば届いてしまうので、伸びたら切って整えるところまでがセットになります。

ガジュマル

ペット注意クワ科イチジク属で、切り口から出る白い樹液が皮膚や口内を刺激することがあります。剪定時の樹液にも注意してください。

切り口から出る白い樹液が、皮膚や口の中を刺激することがあります。剪定したあとの枝葉を床に落としたままにしないよう、私はいつも先にゴミ袋を用意してから切っています。

置き方でできる工夫

結局のところ、いちばん確実なのは物理的に届かないようにすることです。 私が実際にやっている・見聞きしてよかったと思う工夫はこのあたりです。

気になる症状が出たら、動物病院へ

ここに書いているのは一般に知られている情報のまとめで、獣医学的な助言ではありません。 かじってしまった、よだれが増えた、嘔吐や下痢がある、口をしきりに気にしている—— そうした様子が見られたときは、自己判断せず、動物病院・獣医師に相談してください。 そのとき「どの植物を、いつ、どのくらい口にしたか」がわかると診察が早くなります。 植物の名前を写真に撮っておく、鉢のラベルを残しておく、といった備えも役に立ちます。

診断でQ4「ペットがいる」を選ぶと、安全な種が優先されます

4つの質問の診断のQ4で「いる(誤食に注意したい)」を 選ぶと、ペットに安全とされる植物に大きく加点されます。 この加点幅は、日当たりやお世話の手間による点差より大きく取ってあるので、ペットがいると答えた場合は、必ず上の4種のどれかが1位になります。 そのうえで日当たり・お世話の手間・重視したいことを見て、パキラ・アレカヤシ・ペペロミア・チランジア(エアプランツ)のどれが合うかを選び分けます。 2番目に別の植物が出ることもありますが、その場合は結果カードに誤食の注意書きが付きます。

4つの質問で、自分の部屋に合う植物を診断してみる