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雨が続く時期の観葉植物ケア|土が乾かない・日照不足・湿気への対処

今年の関東は雨の日が多いなあと、私も窓の外を見るたびに感じています。雨が続くと、部屋の観葉植物も『土が乾かない・光が足りない・湿気がこもる』が重なりがち。いつもより気をつけたいことを順番にまとめました。
今年の関東、雨が多い?
ここ数か月、空が重たい日ばかりで、「今年は雨が多いなあ」と私は感じていました。 気になって、気象庁の東京のデータを見てみたところ、感覚だけの話ではありませんでした。
なかでも目立つのが9月です。月末前の時点で、降水量は平年の約2.8倍、 日照時間は平年の約4割。関東甲信の9月上旬については、気象庁が 「降水量は1946年以降でもっとも多く、日照時間は1961年以降でもっとも少ない」 と発表しています。6月も平年の約2.6倍、8月も約1.8倍の雨でした。
ちなみに7月だけは、雨が平年より少なめでした。夏じゅうずっと降り続けていたわけではなく、 とくに雨が多かったのは6月・8月・9月、という年です。 (数値は気象庁の東京の観測をもとに丸めています)
雨が続くのは外の話、と思いがちですが、室内の鉢も無関係ではいられません。 ここでは、雨続きで植物に起きやすいことと、家でできる対処をまとめます。
雨続きで起きること3つ
雨の日が続くと、室内の鉢でも次の3つが同時に起きやすくなります。
- 土が乾かない。曇りや雨の日は植物の蒸散(葉から水が出ていくこと)が落ちるので、 水を吸う量も減って、鉢の土がなかなか乾きません
- 光が足りない。日照不足が続くと、茎がひょろっと間延びする「徒長」や、葉の色が薄くなることがあります
- 湿気でカビ・コバエが出やすい。空気も土も湿ったままだと、土の表面にカビが出たり、コバエが増えたりします
この3つは別々の問題に見えて、じつは根っこでつながっています。 「雨の日は、いつもより植物が水を使わないし、光ももらえていない」と考えると、 次からの対処が腑に落ちやすいと思います。
水やりは「日付」ではなく「土の乾き」で
いちばん大事なのは、水やりを「毎週この曜日」と日付で決めないことです。 雨が続くと土の乾きが遅くなるので、いつものペースで水をあげると、 土がいつまでも湿ったままになってしまいます。私なら、水をあげる前に必ず 土の表面を触って、指を2〜3cm入れても乾いているかを確かめます。 乾いていなければ、その日はあげずに待ちます。
水やりの基本は観葉植物の水やりの頻度と量に、 水をあげすぎたときのサインと立て直し方は根腐れの見分け方と対処に まとめています。鉢の底穴や素材が水の抜け方に関わることは鉢の選び方ガイド、 土の水はけについては観葉植物の土ガイドも参考にしてください。
指を入れるのが不安なときは、土の水分計があると目安になります。
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雨や曇りの日が続くあいだは、家の中でいちばん明るい窓ぎわに鉢を寄せてあげてください。 そして晴れ間がのぞいたら、その時間だけでも窓の近くに置いてあげると、 植物もほっとするはずです。
それでも足りないときは、育成ライトで補う方法があります。 暗い場所でも育てやすい種類は日当たりが悪い部屋でも育つ観葉植物に、 ライトの選び方は植物育成ライトの選び方に書いています。
Amazonで「植物育成ライト」を見る風を通す
湿気がこもると、カビやコバエの出番になります。窓を開けにくい雨の日は、サーキュレーターで空気を動かすのがいちばん手軽です。 鉢に風を直接強く当てるというより、部屋の空気をゆるく回してあげるイメージです。 当て方のコツは風通しのつくり方に書いています。
あわせて、受け皿にたまった水は毎回捨ててください。溜めっぱなしは 根腐れとコバエの元になります。ここは、雨続きのときこそ横着しないほうがいいと私は思います。
Amazonで「小型サーキュレーター」を見るAmazonで「受け皿」を見る土の表面に白いふわふわしたものが出ても、多くの場合は植物に大きな害のないカビです。 見つけたら、表面の土を取り除いて新しい土と入れ替え、風通しをよくしてあげてください。 ただ、これは過湿のサインでもあるので、水やりのペースも見直すきっかけにしましょう。 コバエが出たときの対処や、葉に出る病気の見分け方は、観葉植物の虫対策ガイドと観葉植物の病気ガイドにまとめています。
ベランダ・玄関先の鉢
外に置いている鉢は、雨をまともに受けてしまいます。長雨のあいだは、軒下など雨の当たりにくい場所へ移してあげてください。 受け皿や鉢底に水が溜まったままにならないよう、鉢を少し持ち上げて水の逃げ道をつくっておくのも手です。
もうすぐ寒くなる時期でもあるので、部屋に取り込むタイミングは観葉植物を室内に戻す時期と手順もあわせて読んでみてください。
8種でみる、雨続きで気をつけたいこと
このサイトで診断に使っている8種について、雨続きのときに気をつけたいことを それぞれの植物ページの内容から拾ってまとめました。
| 植物 | 雨続きで気をつけたいこと |
|---|---|
| パキラ | 受け皿の水は毎回捨てる。コバエの原因はほぼ「土が常に湿っていること」なので、土の表面を乾かします |
| モンステラ | 土は乾かして、空気は湿らせる。葉が重なって風通しが悪いと、虫の隠れ場所になります |
| サンスベリア | 受け皿に水を溜めない。水はけの悪い土だと、水やりを控えても根腐れします |
| ポトス | 湿った土を好むぶん、コバエは出やすめ。表面の土を工夫すると変わります |
| ガジュマル | 日当たりのよい場所で風が通れば安定します。暗いと枝がひょろひょろ伸びます |
| アレカヤシ | 不調の原因はほとんどが水のやりすぎ。大きい鉢はいちど水を含むとなかなか乾きません |
| ペペロミア | 鉢が大きすぎると土がいつまでも乾かず、根腐れの原因になります。乾かし気味に育てるのでコバエも出にくいです |
| チランジア(エアプランツ) | 土は使いませんが、濡れたまま風の通らない場所に置くと株の中心から腐ります。水気を切ってしっかり乾かします |
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迷ったら診断で
雨が多い年は、水やりのペースが読みにくくて疲れますよね。私は、乾かし気味に育てやすい種類を選んでおくと気持ちが楽になると思います。4つの質問の診断では、お部屋の日当たりとお世話の手間から 合う種類を出せるので、次に迎える一鉢の参考にしてみてください。