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観葉植物の風通し、どうつくる?晴れた日の換気とサーキュレーターの使い方

窓辺の木の台に、細かい葉がふわりと広がる鉢植えと、青い羽根の小さな卓上扇風機が並んでいる様子

「風通しのいい場所に置きましょう」とよく書いてありますが、じゃあ具体的にどうすればいいのか、分かりにくいなと私は思います。晴れた日の換気のしかたと、サーキュレーターの当て方をまとめました。

「風通しのいい場所」って結局どこ?

観葉植物の育て方を調べると、ほとんどの記事に「風通しのいい場所に置きましょう」と書いてあります。 でも、じゃあ具体的にどうすればいいの?というところまでは、なかなか書いてありません。 風がびゅうびゅう吹く場所、という意味ではなさそうだし、かといって何をすればいいのかも見えてこない。 分かりにくいなあ、と私は思います。

この記事の答えは、強い風を当てることではなく、部屋の空気がゆるく動いている状態をつくることです。 植物のまわりの空気が入れ替わっていれば、それで十分なんです。

秋晴れの日は窓を開けやすいので、風通しを意識しはじめるのにちょうどいい季節だと私は思います。 窓の開け方、サーキュレーターの使い方、置き方の工夫の順にまとめます。

風が足りないと起きること

空気がこもったままだと、鉢の中でも葉のまわりでも、次のようなことが起きやすくなります。

どれも、水やりの回数だけを気にしていても防ぎきれないところが厄介です。 空気を動かしてあげると、土も葉も乾きやすくなります。

晴れた日は窓を開ける

いちばん手軽な風通しは、やっぱり窓を開けることです。できれば2か所開けて、 空気の通り道をつくってあげると、部屋の空気が動きやすくなります。

9〜10月の日中

暑さがやわらいで、窓を開けっぱなしにしても過ごしやすい、いちばん気持ちのいい時期です。 晴れた日は、日中しばらく窓を開けて、部屋の空気を入れ替えてあげてください。

朝晩が冷えてくる10月の終わり〜11月

朝晩が冷え込んでくるころは、窓を開けるのは日中のあたたかい時間だけにしましょう。 そして、窓ぎわの鉢に冷たい外気が直接当たらないよう、少し内側へ寄せておくと安心です。 夜の窓ぎわはガラス面がかなり冷えるので、この時期の置き場所は秋の取り込みのタイミングと手順も読んでみてください。 種類ごとの寒さの目安も、そちらの早見表に載せています。

サーキュレーターの使い方

雨の日や寒い日で窓を開けられないとき、それから窓から遠い部屋の奥の鉢には、サーキュレーターが頼りになります。 使い方のコツは、鉢に風を直接強く当て続けるのではなく、壁や天井に向けて部屋の空気をゆるく回すことです。

首振りが使えるなら、私なら首振りにします。同じ葉に風が当たり続けないので、植物にもやさしいと思うからです。 回す時間も、在宅している日中に回すだけでも十分だと私は思います。

つけっぱなしにすると電気代が気になりますよね。ソフトバンクでんきの解説ページによると、 サーキュレーターの消費電力はDCモーターで16〜25W・1時間あたり0.5〜0.8円程度、 ACモーターで27〜53W・0.8〜1.6円程度です(電気代単価31円/kWhで計算した目安)。 回しっぱなしでも思ったほどではないな、と私は感じます。 出典:ソフトバンクでんきの解説ページ

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エアコン・暖房の風は別もの

ここで気をつけたいのは、サーキュレーターで空気を回すのと、エアコンの風が葉に直接当たるのは別の話、ということです。 前者は空気をゆるく動かす風通しで、後者は葉を乾かしてしまう風です。

三菱電機(霧ヶ峰PR事務局の2023年1月の発表)によると、エアコン暖房の乾いた風が観葉植物に直接当たらないよう、 置き場所か風向きを変えることが勧められています。同じ発表では、乾燥するとハダニやカイガラムシなどが出やすくなること、 蒸散が早まって根からの吸水が追いつかず、葉が乾いて枯れるおそれがあること、 室内の湿度は50〜60%が理想で、難しければ葉に霧吹きを、と説明されています。 出典:三菱電機 霧ヶ峰PR事務局の発表資料(PDF)

冬の暖房との付き合い方は観葉植物の夏越し・冬越しガイドに、 戻したあとの置き場所は秋の取り込みのタイミングと手順にも書いています。 湿度は目に見えないので、数字で分かる温湿度計が一つあると安心です。

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置き方でつくる風通し

機械に頼らなくても、置き方で空気の通りは変わります。

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風を当てすぎていないか

風通しは大事ですが、強い風を同じ葉に当て続けるのはおすすめしません。 葉先が乾いてきた、土の乾きが急に早くなったと感じたら、風の向きを変えるか、弱めてみてください。

風を通すと土も乾きやすくなるので、水やりは日付ではなく土の乾きで決めるのが基本です。 頻度と量は観葉植物の水やりの頻度と量にまとめています。

8種でみる、風通しで気をつけたいこと

このサイトで診断に使っている8種について、風通しの観点で気をつけたいことを、 それぞれの植物ページや各ガイドの内容から拾ってまとめました。

植物ひとこと
パキラ葉がしっかりしていて虫がつきにくいほう。コバエの原因はほぼ「土が常に湿っていること」なので、土の表面が乾くようにします
モンステラ葉が大きく重なりやすいので、風通しが悪いと虫の隠れ場所になります。そのぶん葉は拭きやすいです
サンスベリア水はけの悪い土だと、水やりを控えても根腐れします。土が乾く環境にしてあげてください
ポトス湿った土を好むぶん、コバエは出やすめ。空気がこもらないようにして、表面の土を工夫すると変わります
ガジュマル日当たりのよい場所で風が通れば安定します。乾燥するとハダニが出ることがあります
アレカヤシ細い葉が乾燥するとハダニがつきやすい種類。冬は暖房の風がいちばんの敵なので、直接当てないでください
ペペロミア鉢が大きすぎると土がいつまでも乾かず、根腐れの原因になります。厚い葉に水をためるので乾燥には強めです
チランジア(エアプランツ)濡れたまま風の通らない場所に置くと株の中心から腐ります。水気を切ってしっかり乾かします

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晴れた日は日光浴もセットで。迷ったら診断で

窓を開けたくなるような晴れた日は、鉢にも日を当ててあげたくなる日でもありますよね。 外に出すときの慣らし方は観葉植物の日光浴にまとめています。

どんな種類が自分の部屋に合うか迷ったら、4つの質問の診断で、日当たりとお世話の手間から合う種類を探してみてください。

4つの質問で、自分の部屋に合う植物を診断してみる